- 2021/11/22 掲載
日経平均は小幅続伸、手掛かり難の中で米株先物上昇を材料視
前週末18日米国株式市場はまちまちだった。ナスダック総合は連日の終値での最高値更新となり、初めて1万6000ポイント台に乗せた一方で、ダウ工業株30種は続落した。
飛び石連休の谷間で見送りムードが強いこともあって、日本株はさえない始まりとなったものの、引き続き好決算銘柄に対する物色意欲が強いほか、時間外取引で米株先物が堅調に推移したことが好感され、後半は前日比プラスの水準での動きとなった。ただ、商いは細り気味となっている。
市場では「連休の谷間でしっかりした動きとなったことは、地合いが堅調であることを示す。先行き、中間配当の再投資など需給好転が見込まれることも注目されているようだ」(証券ジャパン・投資情報部長の大谷正之氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.08%安。東証1部の売買代金は、2兆3720億4300万円と細っている。東証33業種では、海運業、保険業、証券業などが上昇し、鉱業、輸送用機器、空運業などが値下がりした。
個別では、日本郵船など海運株がしっかりとなったほか、指数寄与度が大きいファーストリテイリングも高い。一方、東京エレクトロンが上昇した半面、レーザーテックが軟化するなど半導体関連株はまちまちの動き。トヨタ自動車はさえない。
東証1部の騰落数は、値上がり1054銘柄に対し、値下がりが1023銘柄、変わらずが106銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29774.11 +28.24 29618.55 29542.29
─29806.49
TOPIX 2042.82 -1.71 2036.28 2029.69
─2044.99
東証出来高(万株) 106538 東証売買代金(億円) 23720.43
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