- 2021/11/23 掲載
米債務不履行の回避期限、来年1月前半まで延長可能=ライトソン
イエレン財務長官は先週16日、議会指導部に書簡を送り、12月15日までは政府資金をやりくりできると確信していると表明。債務上限が引き上げられなければ12月15日以降は「財源不足」に陥ると警告した。
ただ、ライトソンは顧客向けノートで、財務省の国債発行計画に基づけば、イエレン氏が指摘した12月15日という期限を大幅に超えることができるはずと指摘。「当社の新たなベースシナリオでは、財務省は1月前半までは義務を果たすのに十分な財源を持っている」とした。
また、財務省は債務上限問題が1月中旬までに解決されることを望んでいるが、12月後半に入っても解決されない場合に備えて、キャッシュ・マネジメント・ビル(CMB)発行の微調整に着手していると言及。12月31日満期のCMBがあす発行されるほか、今後数週間のうちにCMB発行が相次ぐとした。
財務省の広報担当者はライトソンのリポートについてコメントを控えた。
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