- 2021/11/23 掲載
ユーロ圏総合PMI、11月速報は上昇 目先は感染拡大が重し
ロイター調査では53.2に低下すると予想されていた。
IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「11月PMIはエコノミストの予想に反して上昇したが、ユーロ圏の成長が第4・四半期に減速するのは避けられないだろう。特に新型コロナの感染拡大で12月には経済活動が再び制限されそうだ」と述べた。
供給のボトルネック、トラック運転手不足を背景に原材料は売り手市場。総合PMIの投入価格指数は73.2から75.9に上昇し、1998年半ばの調査開始以来、最高となった。
サービス部門PMIは54.6から56.6に上昇。エコノミスト予想の53.5を大きく上回った。
ただサービス業は行動制限の影響がより大きい公算のため、見通しは悪化。事業期待指数は69.0から66.6に低下し2月以来の低水準となった。
製造業PMIは58.3から58.6に上昇。生産指数は53.3から53.8に上昇した。
需要は引き続き旺盛で、製造業は原材料コストの大幅上昇の一部を顧客に転嫁した。産出価格指数は72.6から74.3に上昇し、19年前の統計開始以来、最高となった。
PR
PR
PR