• 2021/12/16 掲載

インドネシア中銀、予想通り金利据え置き 変異株など巡り不透明感

ロイター

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[ジャカルタ 16日 ロイター] - インドネシア中央銀行は16日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を過去最低の3.50%に据え置いた。

新型コロナウイルスのオミクロン変異株と米連邦準備理事会(FRB)の早期テーパリング(量的緩和の縮小)を巡る不透明感が漂う中、景気回復を支援する。

ロイター調査ではエコノミスト全員が据え置きを予想していた。

翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)を2.75%に、貸出ファシリティー金利を4.25%にそれぞれ据え置いた。

中銀は今回の決定について、低インフレ見通しの中で景気回復を支援する必要性に沿ったものであり、グローバル市場が不透明となる中でルピアの安定を維持するものだと説明した。

ペリー・ワルジヨ総裁は、中銀の金融スタンスを現在の「成長志向」から来年は「安定志向」に移行する計画を改めて表明。成長志向スタンスの下で、中銀は新型コロナ流行以来、合計150ベーシスポイントの利下げを行い、金融市場へ数十億ドルの流動性を供給している。

一方で、オミクロン株の拡大や米テーパリングのペースによるグローバル市場の不確実性にも言及した。

総裁はこれまで、来年に市場の過剰流動性を減らし始め、2022年末に利上げを検討すると述べている。

総裁は第4・四半期には人々の移動の活発化で成長が上向くとし、4.5%以上の成長率になると予測した。

11月のインフレ率は1.75%に上昇し、2020年6月以来の高水準となったが、中銀の目標レンジである2─4%を下回った。中銀は、インフレ率は来年に目標レンジ内に戻ると改めて表明した。

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