- 2021/12/27 掲載
米アップルのアップストア、競争法に抵触=オランダ独禁当局
アップルがアプリ開発業者に対し、自社のアプリ内課金システムの利用と、デジタル製品購入決済額の15─30%の手数料支払いを義務付ける慣行については、世界各地の規制当局や議員らの厳しい目が向けられている。
ACMはアップルの事業慣行が支配的地位の乱用に当たるかどうかについて、2019年に調査を開始。その後、調査対象はマッチ・グループが運営する「ティンダー」などデートアプリに絞られた。
アップルは文書でACMの命令には同意できないとし、異議申し立てを行ったことを明らかにした。「オランダのソフトウエア配信市場でアップルは支配的地位を確立しておらず、デートアプリ開発業者が顧客にアピールし、アップストアで繁栄できるよう膨大な資源を投じてきた」と強調した。
ロイターは10月にACMがアップルの事業慣行が反競争的だと判断し、是正を命じたと報じていた。今回初めて、正式に公表された。
ACMはアップルに対し、デートアプリ開発業者がアップル以外の決済の仕組みを使うのを認めるよう命じた。従わなければ最大5000万ユーロ(5660万ドル)の罰金を科すとした。1月15日までに是正策を講じるよう求めた。
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