- 2021/12/28 掲載
オリジナル時計で顧客獲得=「Z世代」も標的、参入相次ぐ―メーカー
文字盤や針を自由に組み合わせてオリジナルの時計を作るサービスに、時計メーカーが相次いで参入している。スマートフォンの普及で若年層を中心に腕時計離れが目立つ中、手頃な価格で「自分らしさ」を重視する10代、20代の「Z世代」の若者にもアピールするなど新規顧客の獲得を狙う。
カシオ計算機は10月から、人気の高い耐衝撃腕時計「G―SHOCK」のカスタマイズサービス「MY
G―SHOCK」を開始した。文字盤の外周部品やベルトなど色の組み合わせは約200万通りあり、価格は1万5400円から。注文はオンラインのみで、専用ページはすでに約20万人が閲覧した。田村誠治執行役員は「想定以上の反響だ」と話す。
シチズン時計が今月から始めたサービス「時計工房マイクリエーション」は、パーツが選べるほか、文字盤に好きな写真やイラストなどを入れることが可能。「『一点もの』への需要が高まっている」と担当者は期待を込める。価格は1万6500円。
【時事通信社】 〔写真説明〕衝撃に強いカシオ計算機の腕時計「G―SHOCK」のカスタマイズサービスで選ぶことができる各種パーツ=9月、東京都渋谷区 〔写真説明〕衝撃に強い腕時計「G―SHOCK」のカスタマイズサービスでの組み合わせ例(カシオ計算機提供) 〔写真説明〕文字盤に好きな写真やイラストを入れることもできるシチズン時計のカスタマイズサービス(同社提供)
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