- 2021/12/28 掲載
中国、穀物安全保障を重視 大豆生産拡大へ=農業農村相
人民日報とのインタビューで「穀物の安全保障と重要な農産物・副産物の確保は常に最優先課題だ」とし「農業農村省は穀物生産に全力を挙げ、必死に戦うという姿勢で並々ならぬ特段の力を注ぐ必要がある」と述べた。
新型コロナウイルスの流行で食品の供給網・物流が世界的に混乱する中、中国では食料安全保障に対する懸念が根強い。
今年の大豆生産は前年比で急減。利益率の高いトウモロコシの生産が増えた。
農業農村省は、その後発表した声明で「国内の穀物作付けの安定を確保する」と強調。
中国の主要小麦生産地では10月に降雨が続き、作付けが遅れており、生育に悪影響が及ぶ恐れがある。湿度が高い状態が続けば、病害が増える可能性もある。
同省は大豆油糧種子の生産を拡大し、北東部で大豆の作付けを再び増やす方針も示した。
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