- 2021/12/28 掲載
中国人民銀、排出量削減向け融資第1弾を年内実施=総裁
易綱総裁が新華社とのインタビューで明らかにした。
人民銀行は先月、CO2排出量削減に向けた企業への銀行融資を支援すると発表。金融機関は排出量削減に向けた融資が行われた後に融資額の60%を人民銀から低金利で調達することが可能になる。1年物の金利は1.75%。開始時期は明らかにしていなかった。
2060年までに排出量を実質的にゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を後押しする。
総裁は新華社に対し「市場で起きているリスクイベントの責任を企業の株主と地方当局に負わせる必要がある」と発言。柔軟で適切な金融政策と潤沢な流動性を維持する方針も示した。
必要であれば、中小企業向けの再貸出枠を増やすとも発言。金融リスクは制御されており、不動産市場の見通しが改善したとの認識も示した。
総裁は「不動産市場の構造調整は、中国の不動産の新しい発展モデルの形成と業界全体の健全な発展に寄与する」とも述べた。
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