- 2021/12/29 掲載
午前の日経平均、反落で再び2万9000円割れ オミクロン株嫌気
日経平均は寄り付きで小幅に反落してスタート。その後はしばらく小幅安水準でのもみあいが続いていたが、アジア株の下落を受けて一段安となった。中国本土でオミクロン株の感染が拡大していることなどが嫌気された。日経平均は前日に心理的節目である2万9000円を8営業日ぶりに回復したが、再び押し戻される格好となった。
市場では「きょうは受け渡しベースで新年相場入りしたものの、オミクロン株への警戒感が拭えず上値を追えない。連日の薄商い相場で、指数も大きく振れやすい」(国内証券)との声が聞かれる。
TOPIXは0.51%安の1994.87ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9694億2300万円と低調。東証33業種では、ゴム製品、ガラス・土石製品、電気機器、その他製品などの19業種が値下がり。海運業、空運業、石油・石炭製品などの14業種は値上がりとなっている。
個別では、主力株が総じて軟調。前日上場来高値を更新した東京エレクトロンは1.68%安と反落し、日経平均を約39円押し下げた。そのほか、ファーストリテイリング、アドバンテスト、ダイキン工業なども売られた。
半面、ソフトバンクグループはしっかり。前日に企業決算を発表したJ.フロント リテイリングは8%超高となった。
東証1部の騰落数は、値上がり1326銘柄(60%)に対し、値下がりが758銘柄(34%)、変わらずが92銘柄(4%)だった。
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