• 2022/01/18 掲載

ポテト輸入遅れ、影響拡大=販売休止続出、「逆張り」で増量も―外食・小売業界

時事通信社

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カナダや米国からのポテトの輸入が遅れている影響が、日本の外食・小売業界で広がっている。日本マクドナルドが提供する「マックフライポテト」のサイズを絞ったほか、販売自体を一時休止した社も出るなど対応に追われている。一方でこの商機を逃すまいと「逆張り」で増量キャンペーンに動いたチェーンもあり、各社とも顧客獲得に向けて戦略に工夫を凝らしている。

マクドナルドは昨年末、販売するポテトのサイズをSサイズに限定した。その後いったんは通常販売に戻したものの、輸入の遅延が続いたため、9日から1カ月程度をめどに再びSサイズのみの販売に切り替えた。今後は「航路の分散や、調達先の拡大も検討する」(広報)という。

ハンバーグチェーン「びっくりドンキー」を展開するアレフ(札幌市)も、欧州からの輸入遅延を受け、今月末まで全店でフライドポテトの販売を休止する。両社の背景にあるのは、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な物流網の混乱だ。悪天侯でカナダなどからの輸送が滞ったことも追い打ちとなり、深刻な在庫不足に陥った。

ポテトを北米などから輸入するモスフードサービスや日本ケンタッキー・フライド・チキン(横浜市)は通常通り販売を行っているが、「先行きを注視している」(モスフード)と警戒する声が上がる。

一方、ポテト不足を逆に商機に変えようと動くチェーンもある。フレッシュネス(横浜市)は、ハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」で2月末までポテトを25%増量して提供し、「(外国産ではなく)北海道産を使用していることを知ってもらう機会にしたい」(広報)と意気込む。ミニストップも14日、通常品の3倍の分量となる「バケツポテト」の販売を始めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕日本マクドナルドが販売を一時休止している「マックフライポテト」のMサイズ(同社提供) 〔写真説明〕「フレッシュネスバーガー」の北海道産を使用したフライドポテト(フレッシュネス提供)

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