• 2022/01/18 掲載

リオ・ティント、第4四半期鉄鉱石出荷は5.4%減 中国需要が低迷

ロイター

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[18日 ロイター] - 英豪系の資源大手リオ・ティントは18日、2021年第4・四半期の鉄鉱石出荷量が前年同期比5.4%減の8410万トンになったと発表した。西オーストラリア州の新しいグリーンフィールド鉱山の完成が遅れたことや、炭素の排出削減を目指す最大の消費国である中国の需要減が響いた。

UBSの予想(8400万トン)とほぼ一致した。

新規鉱山の生産遅れに加え、新型コロナウイルス流行による州境閉鎖の影響で西オーストラリア州の労働力が不足していることから、ピルバラ地域の鉄鉱石出荷量が減少した。

一方、中国では、過熱している不動産市場の抑制策を背景に鉄鉱石を含む原材料の需要が減少。また、中国の炭素排出削減の動きと相まって、鉄鋼生産が圧迫され、その結果、鉄鉱石価格は昨年5月のピークからほぼ半減した。

リオ・ティントは22年のピルバラの鉄鉱石出荷量について、3億2000万─3億3500万トンと予想。21年は3億2160万トンだった。UBS予想は3億3000万─3億4000万トン。

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