• 2022/01/20 掲載

豪ウッドサイド、22年の設備投資拡大へ

ロイター

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[メルボルン 20日 ロイター] - 豪石油・ガス大手ウッドサイド・ペトロリアムは20日、2022年の設備投資を約3割増やし約40億ドルとする方針を示した。

西オーストラリア州やセネガルで石油・ガス事業を進めるほか、水素の生産開始に向けた取り組みも強化する。

メグ・オニール最高経営責任者(CEO)は、22年は飛躍の年になると表明。BHPグループの石油部門との事業統合を6月までに完了し、西オーストラリア州沖の天然ガス鉱区「スカボロー」の開発と液化天然ガス(LNG)プラント「プルート」の拡張を進めると述べた。

セネガルの石油事業「サンゴマール」にも注力する。23年に生産を開始できる見通しという。

米オクラホマ州、西オーストラリア州、タスマニアの3件の水素プロジェクトの詳細も明らかにした。30年までに「新エネルギー」に50億ドルを投資する計画の一環。

オクラホマ州の事業については、22年下半期に第1段階の投資の決断を下す。年間3万2850トンを生産する予定。タスマニアの事業は23年に最終決定を下す方針。

22年の投資総額は38億─42億ドルとなる見通し。21年は約30億ドルだった。

第4・四半期の売上高は28億5000万ドルで、前年同期の9億2000万ドルから急増。シティがまとめた市場予想の19億7000万ドルを上回った。液化天然ガス(LNG)価格の高騰が寄与した。

22年の生産(BHPの貢献分を除く)は約4%増の9200万─9800万石油換算バレルとなる見通し。

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