独ＧｆＫ消費者信頼感指数、2月はマイナス6.7　3カ月ぶり改善

［ベルリン　２７日　ロイター］ - ドイツの市場調査グループＧｆＫが２７日発表した２月の独消費者信頼感指数はマイナス６．７と前月改定値のマイナス６．９から小幅上昇した。

上昇は３カ月ぶり。物価動向と新型コロナウイルス感染状況が春ごろ改善することへの期待が高まった。

ロイターがまとめたアナリスト予想の平均はマイナス７．８だった。

ＧｆＫによると、経済や収入への期待が改善し、購買意欲が強まるなど、消費者は年初から再び楽観的な見方を示している。

ＧｆＫのエコノミスト、ロルフ・ビュルクル氏は、２０２１年１月に付加価値税の一時的な引き下げが終了したことによるベース効果でインフレ率がある程度緩和されるため、消費者は物価上昇圧力の低下を期待していると述べた。

「とはいえ消費者の価格に対する予想は、ここ数年に比べてかなり高いままだ」と指摘した。

また新型コロナのパンデミック（世界的流行）の状況が春には落ち着き、多くの制限が撤廃されることを専門家は想定していると述べた。

調査はドイツ当局が感染抑制策を延長する前の６ー１７日に行われた。