• 2022/02/05 掲載

カナダ、1月の就業者20万人減 失業率も6.5%に悪化

ロイター

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[4日 ロイター] - カナダ統計局は4日、1月の就業者数が前月より20万0100人減ったと発表した。市場予想は11万7500人減だった。失業率も6.5%と昨年12月の6.0%から悪化した。市場予想は6.2%だった。就業者数の減少幅は21年1月以来の多さだった。

新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大を抑えるために規制を強化したことが、予想を超える雇用減と失業率悪化をもたらした。

TD証券のカナダ担当チーフエコノミスト、アンドリュー・ケルビン氏は「私たちの予想より少し弱い内容だったが、これは昨年春の状況とかなり一致している」とし、「オミクロン株に関するロックダウン(都市封鎖)に直接関連づけられると考え、容認できると思う」と指摘した。

就業者数の減少は広範囲に及び、フルタイム雇用が8万2700人、パートタイム雇用が11万7400人、それぞれ減った。

サービス業は22万3100人減。宿泊・外食業が大きく減少し、モノ(財)の製造業が2万2900人増えたものの補えなかった。

就業者数の減少幅は予想より大きかったが、アナリストらはカナダ銀行(中央銀行)が金融政策を変えることはないと見込んでいる。これまでの新型コロナ感染の波では経済活動再開後、雇用が急回復したからだ。

BMOキャピタル・マーケッツの首席エコノミスト、ダグ・ポーター氏は「これがカナダ銀行に大きな影響を与えるとは思わない。これは完全に一時的な規制に関連したもので長続きはしないと見ているだろう」とコメントした。

カナダ保健省は先週、オミクロン株による感染がピークを過ぎたと発表し、いくつかの州が規制を緩和した。

カナダ銀行のマックレム総裁は今週、政策金利は近く上がり、カナダ人は数回の利上げを予想すべきだと改めて表明した。金融市場では3月に最初の利上げがあり、年内に少なくとも5回の利上げがあると予想している。

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