英中銀、利下げ局面でも国債保有縮小の可能性＝副総裁

［ロンドン　２４日　ロイター］ - イングランド銀行（英中央銀行、ＢＯＥ）のブロードベント副総裁は２４日、将来的に利下げ局面でも中銀の政府債保有を縮小する可能性があるとの認識を示した。

同中銀は今月、８７５０億ポンド（１兆１７００億ドル）の買い入れ枠から満期を迎える国債について再投資しない方針を示し、政策金利が１％に達した時点で売却も検討するとした。

ブロードベント副総裁は、中銀の政策では今後、金利がインフレをコントロールする主要なツールになるとした上で、国債が大方を占めるバランスシートの規模は緩やかに縮小すると指摘。

「金利が上下に変動する間も、バランスシートが非常に緩やかに縮小する可能性は十分に考えられる」と語った。