- 2022/02/26 掲載
米国株式市場=大幅続伸、ダウは20年11月以来の上昇幅
原油価格が1バレル=100ドルを割り込んだことで、エネルギーコスト上昇の懸念が一部緩和された。S&Pの主要11セクター全てが上昇した。
複数のストラテジストが、株売りは行き過ぎだったのではないかと指摘している。S&P総合500種は今週初め、1月3日終値の過去最高値から10%超下げ、調整局面にあることを確認した。
ロイトホルト・グループ(ミネアポリス)のジム・ポールセン最高投資責任者(CIO)は「今回の調整局面での売り疲れだ。経済のファンダメンタルズと企業の健全性は依然良好だ」と指摘した。
週間では、ダウは0.1%安、S&P500は0.8%高、ナスダックは1.1%高となった。
S&P500ではヘルスケア指数が上昇をけん引した。
日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が5%上昇。ベビーパウダーががんを引き起こしたとされる訴訟を巡り、分離した同事業の破産を裁判所が認めたことが材料視された。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は27.59に低下して終了した。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.29対1の比率で上回った。ナスダックでも2.63対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は124億7000万株。直近20営業日の平均は約121億株だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34058.75 +834.92 +2.51 33277.2 34095.7 33277.2
2 4 2
前営業日終値 33223.83
ナスダック総合 13694.62 +221.04 +1.64 13485.2 13696.8 13358.2
6 6 9
前営業日終値 13473.59
S&P総合500種 4384.65 +95.95 +2.24 4298.38 4385.34 4286.83
前営業日終値 4288.70
ダウ輸送株20種 15207.21 +380.27 +2.56
ダウ公共株15種 938.25 +32.76 +3.62
フィラデルフィア半導体 3452.67 +53.52 +1.57
VIX指数 27.57 -2.75 -9.07
S&P一般消費財 1387.08 +25.69 +1.89
S&P素材 529.22 +18.29 +3.58
S&P工業 836.86 +19.64 +2.40
S&P主要消費財 790.89 +23.93 +3.12
S&P金融 649.25 +19.87 +3.16
S&P不動産 287.00 +6.97 +2.49
S&Pエネルギー 521.54 +13.90 +2.74
S&Pヘルスケア 1524.66 +44.81 +3.03
S&P通信サービス 232.93 +3.40 +1.48
S&P情報技術 2705.50 +36.53 +1.37
S&P公益事業 342.03 +10.41 +3.14
NYSE出来高 11.85億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26990 + 490 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 26980 + 480 大阪比
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