• 2022/02/27 掲載

ロシア格付け、S&Pが投機的に ムーディーズは格下げ警告

ロイター

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[25日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻を受け、格付け大手3社は25日、両国の格付けを引き下げたり、引き下げ方向で見直すを発表した。

ロシアについては、S&Pがジャンク(投機的)級に格下げ、ムーディーズは格下げ方向で見直すと発表した。

S&Pはロシアの格付けを「BBB─」から投機的な「BB+」に引き下げた。制裁の経済的影響がさらに明らかになれば、さらに引き下げる可能性があるとした。

ムーディーズはロシアの格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。現在のロシアの格付けは投資適格の「Baa3」だが、格下げされればジャンク級となる。西側諸国による追加制裁が経済や財政、金融システムに及ぼす影響への対処を巡って「深刻な懸念」があるとした。

ソブリン格付けの見直しは数カ月要するが、今回は早めに判断が出る可能性がある。

ムーディーズは「今後数日ないし数週間で追加制裁の影響が明確になってくれば」見直しの結論を出したい考えを示した。

ウクライナについては、S&Pが「B」から「B─」に格下げ、ムーディーズはすでに投機的等級の「B3」からさらに格下げする方向で見直すと表明、フィッチは「B」から「CCC」に3ノッチ引き下げた。

ムーディーズは、ロシアによる侵攻がウクライナ政府の流動性と財政にリスクをもたらす可能性があると指摘した。

フィッチは、ロシアのプーチン大統領の狙いはウクライナの体制変更とみられ、ウクライナが政治的に不安定な状態が長期化し、ひいては債務返済にも影響が出る恐れがあるとの見方を示した。

ウクライナの政府債務は現在、国内総生産(GDP)比約50%。欧州の格付け会社スコープの試算では、2024年までに90%を超える可能性がある。

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