- 2022/02/28 掲載
欧州金融市場で「ロシア外し」、独では企業証券の取引停止
フランクフルト株式市場を運営するドイツ取引所は、ロシア企業が発行した証券の取引を即停止すると発表した。停止の対象にはズベルバンク、VTBバンク、ルクオイル、アエロフロートが含まれる。
一方、ロシア事業の比率の大きい欧州銀も打撃を受けている。オーストリアのライファイゼン・バンク・インターナショナルの株価は18%急落。同行は制裁の影響を精査していると説明した。
仏ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)は6.9%安、伊ウニクレディトも8%下げている。
昨年12月にモスクワに新拠点を開設したばかりのドイツ銀行は7%安。同行は「ドイツ、および同盟国の政府の決定を支持し、制裁を着実に順守していく」と表明した。
欧州中央銀行(ECB)は28日、ロシア銀行最大手ズベルバンクのオーストリア、クロアチア、スロベニアの3子会社について「流動性状況の悪化」を理由に「破綻しつつある、または破綻する可能性」があるとして監視していると発表した。
ズベルバンクは声明で、一部支店で非常に短期間に大規模な預金の引き出しが見られ、当局と協議しているとした。
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