- 2022/03/02 掲載
韓国製造業PMI、2月は53.8に上昇 8カ月ぶり伸び
強い需要に支えられたが、製造業部門は継続的なサプライチェーン(供給網)の混乱とインフレ圧力になお直面している。
IHSマークイットのエコノミスト、ウサマ・バッティ氏は、「2月の数字は、韓国製造業部門が新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大にもかかわらず強固であることを示す根拠となった」と述べた。
新規輸出受注は、主要貿易先である米国、欧州、中国からの着実な需要で、昨年4月以来最大の伸びを示した。
生産も2カ月連続増で、伸びは7カ月ぶり大きさ。電子・自動車部門を中心とする新規受注増に押し上げられた。
製造業者は生産増に合わせて3カ月連続で雇用を拡大。2月は11カ月ぶりの伸びだった。
しかし、供給網混乱の継続による原油と金属など原材料のインフレ加速が回復の足を引っ張っているほか、工場出荷価格の上昇率も過去最高となった。
ただ、今後1年に対する企業の見方は極めて楽観的で、企業信頼感は過去12カ月で最高水準。供給網問題の緩和や需要蓄積を受けた世界的な製造業復興への期待があるという。
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