- 2022/03/02 掲載
ユーロ圏CPI、2月は前年比+5.8%、過去最高更新
1月は5.1%、市場予想は5.4%だった。
エネルギー価格が32%上昇したほか、未加工食品の価格も6.1%急伸した。
基調インフレ率も急ピッチで上昇。食品・エネルギーを除くインフレ率は2.9%で、前月の2.4%を上回った。食品・エネルギーに加え、アルコールとたばこを除くインフレ率も2.7%と、前月の2.3%から加速した。
欧州中央銀行(ECB)は、ロシアのウクライナ侵攻に伴う市場の混乱とインフレ高進の間で板挟みになっている。
市場は数週間前まで今年のECBの利上げ幅を50ベーシスポイント(bp)と予想していたが、現在は15bp前後となっている。
アナリストによると、ウクライナ情勢の緊迫化でエネルギー価格は今後さらに上昇するとみられ、今年の平均インフレ率が5%以上になる可能性がある。ECBの目標は2%だ。
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