- 2022/03/02 掲載
ECB、政策正常化の方針を維持すべき=独連銀総裁
ECBはインフレ圧力の高まりを受けて3月10日の理事会で景気刺激策の縮小を加速することがほぼ確実視されていた。だがロシアのウクライナ侵攻を受けて、見通しが不透明となった。
ナーゲル氏は独連銀の年次報告書で「物価の安定のために必要であれば、ECB理事会は金融政策の方向を調整しなければならない」とし「われわれは金融政策の正常化に照準を合わせ続ける必要がある」と主張した。
次回の理事会で景気刺激策を縮小すべきかどうかについては言及を控えた。
ウクライナ危機を巡っては「エネルギー価格や国際貿易、不透明感の高まりなどを通じて独経済に影響を与える可能性が高い」との見方を示した上で「影響がどの程度か現時点で正確に予想することはできない」とした。
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