- 2022/03/03 掲載
今月0.25%利上げ意向=年内、連続引き上げ想定―米FRB議長
【ワシントン時事】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、下院金融サービス委員会で証言した。歴史的な高インフレを抑えるため、15、16両日の連邦公開市場委員会(FOMC)で事実上のゼロ金利政策を解除し、0.25%の利上げを行う意向を表明。その後、連続的に政策金利を引き上げるという見通しも示した。
パウエル氏は「米経済は強く、利上げに持ちこたえられる」と強調。インフレが高止まりしたまま推移すれば、0.25%より大幅な利上げを含め「積極的に動く」と明言した。
一方で、ロシアのウクライナ軍事侵攻による先行き不透明感を踏まえ、利上げを「慎重に進める」とも語った。
米欧はロシアに対し、銀行決済取引網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部銀行を排除するなど、厳しい制裁に踏み切った。主要産油国ロシアからの供給が滞るとの懸念から、原油相場が高騰。ロシア通貨ルーブル相場も暴落するなど、金融市場に動揺が広がっている。
【時事通信社】
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