• 2022/03/29 掲載

細る送金ルート、3メガ銀苦慮=ロシア最大手銀とドル取引停止

時事通信社

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ロシアによるウクライナ侵攻を受けた米欧の金融制裁で、日本のロシア進出企業などへの送金ルートが細り、邦銀が対応に苦慮している。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクは米金融制裁に伴い、米国時間26日にロシア最大手ズベルバンクとのドル取引を停止。貿易の決済や進出企業の事業運営に必要な資金の送金にも影響が出そうだ。

ズベルバンクとのドル取引停止は、米制裁対象に同行が追加されたことを受けた措置。多くの日系企業が利用する同行に、米国の銀行を中継してドル建てで送金できなくなった。三菱UFJ銀はドル建て以外にも、円を除くすべての外貨取引を対象とした。

対ロシア金融制裁では、国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除されたロシアの7銀行とは送金などの取引ができなくなっている。また、排除されていない銀行とも「各国の制裁に抵触しないかチェックに時間を要している」(高島誠全国銀行協会会長)という。

一方、米金融大手ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど、米欧の金融機関ではロシア向けビジネスからの撤退や縮小が相次いで明らかになっている。同国事業を継続する金融機関には、人道的見地から投資家の厳しい目が向けられている。

高島全銀協会長は17日の記者会見で「日系企業への対応、支援は当然考慮しなければならない」と述べ、撤退については慎重に検討していく必要があるとの認識を示した。だが、「米欧の拠点はロシアからの撤退を求める声の高まりを日々感じている」(大手銀関係者)といい、邦銀は難しい判断を迫られている。

【時事通信社】 〔写真説明〕三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の看板

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