- 2022/04/05 掲載
ECB、刺激策縮小を継続する必要=オランダ中銀総裁
ユーロ圏のインフレ率は先月、7.5%と過去最高を記録。一部のECB当局者は、エネルギー価格の高騰が物価上昇の大きな要因になっているため、インフレ率は自然に低下し、ECBの目標を下回る水準で安定化するとの見方を示している。
ただクノット総裁は、パンデミック(世界的大流行)の間に控えられていた家計消費の増加を受けた需要の急増も物価上昇の背景にあると指摘。「総需要は予想よりはるかに早く回復し、少なくともここ数四半期では、インフレの重要な推進力になっている」と述べた。
その上で「ECBは、主要な責務が中期的なインフレを守ることであると明確に示す必要がある」とし、「緩やか、かつ時宜を得た方法で金融政策を正常化させていくことで、中期的に積極的な政策運営を行う必要性を回避できる」と述べた。
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