- 2022/04/05 掲載
2月実質賃金横ばい、現金給与増加を物価上昇が相殺=毎月勤労統計
2月の現金給与総額は前年比1.2%増の26万9142円と2カ月連続で増加し、1月の1.1%増からプラス幅が拡大した。コロナ禍で昨年2月は0.4%減と落ち込んでいた反動が表れた。
所定内給与は前年比0.9%増の24万5772円と4カ月連続で増加した。所定外給与は同5.8%増の1万8651円と11カ月連続で増加した。
ボーナスや定期代など特別に支払われた給与は前年比4.7%増の4719円と2カ月連続でプラスだった。
2月は、消費者物価指数が、2020年基準の持ち家の帰属家賃を除くベースで前年比1.1%の上昇と1月の同0.5%からプラス幅が拡大した。
毎月勤労統計速報は今回発表の2月速報および1月確報から、基準年が2015年から2020年に変更された。基準変更に伴い1月の実質賃金は前年比0.4%増から0.5%増に小幅上方修正された。
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