- 2022/04/27 掲載
英金融業界幹部、ロンドンの競争力強化で一段の措置求める
英国では欧州連合(EU)離脱以降、10年前の金融危機後に導入された厳格な規制の緩和を求める声が高まっている。これまで市場改革について30以上の公開協議が行われ、上場規制は既に緩和されている。
英ロイズ保険組合のブルース・カーネギーブラウン会長は、ロンドンの国際競争力維持という目標を規制当局に与えるという財務省の方針を評価した上で、投資リスクとリターンのバランスをより良くするため、進捗状況を測定する仕組みが必要だと述べた。
また、UBS銀行のベアトリス・マーティン・ヒメネス氏は、開かれた金融センターであり続ける限り、EU規制との違いは英国にとって大きな利点となり得ると述べた。
英金融業界を海外にアピールする「ザシティーUK」のマイルス・セリック最高経営責任者(CEO)は、税制や海外からの雇用が可能になることが競争力向上の大きな要素になるとの見方を示した。
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