• 2022/04/28 掲載

鉱工業生産3月は前月比+0.3%、2カ月連続増 半導体装置などけん引

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日発表した3月鉱工業生産指数速報は、前月比0.3%上昇した。2カ月連続の増加。福島県沖の地震の影響で一部工場の稼働が停止したが、世界的に新型コロナウイルスの影響が緩和したことなどで半導体製造装置などが上昇し全体を押し上げた。

ただ、ロイターが事前に実施した予測調査の同0.5%上昇を下回った。

経済産業省は生産の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

前月比で上昇に寄与した業種は、半導体製造装置や繊維機械などの生産用機械工業で前月比3.3%のプラスだった。また、化学工業は同5.4%、輸送機械工業(自動車工業除く)は同8.4%の上昇だった。

一方、マイナスに寄与した業種は、普通乗用車や小型乗用車などの自動車工業で前月比6.0%の減少だった。また、無機・有機化学工業などもマイナスに作用した。

生産予測指数は4月が前月比5.8%上昇、5月が同0.8%減少となった。予測指数は上振れする傾向があるため、補正した試算では4月は前月比0.8%上昇。

経産省の担当者は、中国の上海におけるコロナ対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で発生した部品調達不足などで、先行きの生産見通しについて「下振れリスクがある」との見解を示した。

ウクライナ情勢に関しては、企業の生産が直接的な影響を受けたということは確認できていない、とした。ただ、間接的に原油高などの影響で生産設備において「エネルギーコストが上昇しているような影響はあるかもしれない」と話した。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html [http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html]

※過去の関連記事はJPIP1=ECIJPIP4=ECIでご覧になれます。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます