- 2022/04/28 掲載
コマツ、今期営業益予想は3460億円 販売価格改善や円安で増益へ
[東京 28日 ロイター] - コマツは28日、2023年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期比9.1%増の3460億円になる見通しだと発表した。資材価格や物流コスト上昇を販売量増加や販売価格の改善、円安の影響で吸収するため、増益を見込んでいるという。
IBESがまとめたアナリスト15人の予想平均値、3521億円を下回った。
今期の売上高は7.1%増の3兆円、純利益は0.5%増の2260億円を見込む。為替レートは、1米ドル=118.0円、1ユーロ=129.0円を前提としている。
主要の建設機械・車両部門では、ロシアを中心とする独立国家共同体(CIS)と中国での需要は減少するが、北米、アジアを中心に好調に推移するとみている。
ロシア事業においては、ウクライナ情勢に起因したサプライチェーン(供給網)の混乱などの先行きが見通せないことから、22年3月末時点での在庫、または現地へ出荷済みのもののみ販売する前提だという。
22年3月期の営業利益は前期比89.5%増の3170億円だった。建設機械・車両部門では、前期の新型コロナウイルスの影響が縮小し、一般建機・鉱山機械ともに中国以外の地域で需要が好調に推移した。
同時に発表した22年度―24年度の中期経営計画では、50年までに脱炭素を目指す方針を新たに設定した。
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