- 2022/04/29 掲載
独CPI、4月は前年比+7.8% 約40年ぶり高水準
ユーロ圏最大の経済規模を持つドイツのインフレ率は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた天然ガスなどのエネルギー価格上昇を受け、一段と上昇。ロイターがまとめたアナリスト予想の7.6%を上回った。
連邦統計庁によると、インフレ率がこの水準に達するのはイラン・イラク戦争の影響を受けた1981年秋以来。
バーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)のアナリスト、エルマー・フォルカー氏は「ガソリン価格の下落を受け、インフレ圧力が若干緩和すると期待されていたが、今回も実現しなかった」とし、欧州中央銀行(ECB)は超緩和的な金融政策からの脱却をもはや躊躇(ちゅうちょ)できないことが示されたと述べた。
ドイツ政府のインフレ率見通しは2022年が6.1%、23年が2.8%。
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