- 2022/04/29 掲載
米アマゾン、第2四半期見通し予想下回る 第1四半期は純損失
[28日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが28日に発表した第2・四半期の業績見通しは市場予想を下回った。倉庫の運営費と配送費の増加が重しになる中、第1・四半期は純損失を計上。時間外取引で株価は10%下落した。
消費者は景気の先行き不透明感が高まる中、裁量支出を控えており、クラウド事業の競争も激化。アマゾンは第2・四半期の売上高は1160億─1210億ドルになると予想。リフィニティブがまとめたアナリスト見通しの1254億8000万ドルを下回った。
営業損益のレンジは、10億ドルの損失から30億ドルの利益と予想。前年同期は77億ドルの利益を計上していた。
インサイダー・インテリジェンスの主席アナリスト、アンドリュー・リプスマン氏は「アマゾンにとって厳しい決算となった。事業のあらゆる主要分野のトレンドが悪い方向に向かい、第2・四半期の見通しも弱かった」と述べた。
第1・四半期決算は、純損益が38億ドル(1株当たり7.56ドル)の損失。米新興電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブへの投資が重しになった。前年同期は81億ドル(同15.79ドル)の利益を計上していた。
純売上高は7%増の1164億ドル。アナリスト予想は1163億ドルだった。
クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の売上高は37%増の184億ドル。アナリスト予想を若干上回った。
最大市場である北米では、売上高が8%増加したものの営業費用が16%増の710億ドルとなり、16億ドルの営業損失を計上した。
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