- 2022/04/29 掲載
米アップル1─3月期、利益と売上高が過去最高 iPhone堅調
利益は250億ドル(1株当たり1.52ドル)と、予想の232億ドル(同1.43ドル)を上回った。
売上高は前年同期比8.6%増の973億ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の938億9000万ドルを上回った。
iPhoneの売上高は5.5%増の506億ドル。予想平均の478億8000万ドルを上回った。
タブレット端末「iPad」の売上高は、供給網の制約が重しになり、2%減の76億5000万ドル。ただ、アナリスト予想平均の714億ドルは上回った。
パソコン「Mac」の売上高は14.7%増の104億ドル。予想は92億5000万ドルだった。
ウエアラブル端末やスピーカーなどの周辺機器の売上高は12%増の88億ドル。予想は90億5000万ドルだった。
「アップルTV+(プラス)」、「アップルミュージック」、「アップルフィットネス」などの有料アプリを含むサービス事業の売上高は17%増の198億ドル。予想平均の197億1000万ドルを若干上回った。
少なくとも7つのサービスの有料契約件数は8億2500万件。前四半期から4000万件増加した。
地域別の売上高は、米州が19%増。欧州と中国は1ケタ台の増加だった。
ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、アップルもロシア市場から撤退したため、売上高に影響が出たと明らかにした。具体的な規模は明らかにしなかったものの、影響は今四半期(4─6月)の方が大きくなるとの見方を示した。
インフレ高進については、iPhoneを中心に需要は当初の予想より堅調に推移しているとしながらも、インフレでコスト面でに影響が出ているとの認識を示した。
アップルは5%の増配を発表。取締役会が900億ドルの追加的な自社株買い戻しを承認したことも明らかにした。
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