- 2022/05/02 掲載
米バークシャー、アクティビジョン株9.5%取得 買収成立に賭ける
年次株主総会で公表した。
マイクロソフトによるアクティビジョン買収は米司法省の反トラスト法(独占禁止法)に基づく厳しい調査の対象になる見込みだが、バフェット氏は買収成立に賭けた。
アクティビジョン株の9.5%は直近の発行済み株式数に基づくと約56億ドルに相当する。
バフェット氏は、保有比率が10%に達した場合に規制当局に報告すると指摘。成立すれば利益がでるとし、保有率10%超えた場合はバフェット氏自身の決断で、司法省の対応は承知していないとしている述。
アクティビジョン株は29日の取引を75.60ドルで終了、マイクロソフトの買収価格を20%下回っている。
同株への投資はマージャー・アービトラージ(合併裁定取引)の一種で、財務が堅固で株価が割安な企業に投資するバフェット氏の通常の手法とは一線を画す。
バークシャーは今年に入りシェブロン、オキシデンタル・ペトロリアム、HPなどを買い増している。3月末の手元現金は400億ドル超減少し1060億ドルとなった。バフェット氏は最低でも300億ドルを手元に確保するとしている。
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