- 2022/05/04 掲載
米ジャンク債価格が2年ぶり安値、利上げ懸念でリスク資産から退避
リフィニティブのデータによると、米ジャンク債市場に連動するブラックロックのiシェアーズiBoxxハイイールド社債ETFは2日、0.4%安の78.23ドルと、2020年4月以来の安値を付けた。
ジャンク債市場の指標として広く利用されるICE・BofA米ハイイールド債指数の利回りスプレッドは、2日の取引で405ベーシスポイント(bp)に拡大。3月15日に付けた1年3カ月ぶり高水準の421bp以来の水準となった。先週末は393bpだった。国債に対するジャンク債利回りのスプレッド拡大は、金融市場におけるリスク回避の兆候を示している。
米国のクレジット市場は3月に若干の落ち着きを見せたが、長続きはしなかった。依然として、FRBが経済のソフトランディングを実現できるかを巡る不透明感がリスク資産の重しとなっている。
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