• 2022/05/04 掲載

米バイオジェン、CEO退任 認知症薬「アデュカヌマブ」縮小へ

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[3日 ロイター] - 米製薬バイオジェンは3日、ミシェル・ボナッソス最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。同時に、日本のエーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム(一般名:アデュカヌマブ)」事業の縮小も表明した。

アデュヘルムを巡っては、米国の高齢者向け公的医療保険「メディケア」当局が4月に保険適用を臨床試験の参加者に限定する方針を最終決定。また、バイオジェンは同月、欧州医薬品庁(EMA)への販売承認申請を取り下げている。

バイオジェンはこの日、アデュヘルムに関連する商業インフラの「実質的」な廃止を検討しており、一段のコスト削減を計画していると明らかにした。

ボナッソス氏は2016年にCEOの指名を受けた。同氏の下でバイオジェンは脊髄性筋萎縮症(SMA)や多発性硬化症の治療薬など、収益の柱となる医薬品を開発してきた。ボナッソス氏は、後任が決まるまで職務を続ける。

アデュヘルムは収益の次の柱として期待されていたものの、有効性が疑問視される中で、販売の行方に大きな疑念が出ていた。

第1・四半期のアデュヘルムの売上高は280万ドルと、市場予想を下回った。アデュヘルムの在庫評価損として2億7500万ドルを計上したことが収益を圧迫。特別項目を除く1株当たり利益は4.38ドルと、アナリスト予想と一致した。

ボナッソス氏は、バイオジェンは引き続きアルツハイマー病治療薬の開発にに取り組んでいくと表明。エーザイと共同開発しているアルツハイマー病治療薬候補「レカネマブ」に期待していると述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます