- 2022/05/06 掲載
マスク氏、ツイッター暫定CEO就任へ 買収に向け71億ドル確保
[5日 ロイター] - 米電気自動車(EV)テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッターの買収完了後、ツイッターの暫定CEOに就任する見込み。関係筋が明らかにした。
昨年11月に就任したツイッターのアグラワルCEOは買収完了まで現職に留まる見込み。
規制当局への提出文書によると、マスク氏は買収資金として、ソフトウエア大手オラクルのラリー・エリソン共同創業者ら投資家から71億4000万ドルを確保した。
エリソン氏は10億ドルを提供する。そのほか、サウジアラビアの投資家アルワリード・ビン・タラール王子は18億9000万ドル相当の株式を現金化せず、買収手続きに投じることで合意した。
さらに、ベンチャーキャピタル大手セコイア・キャピタルや暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスなども資金を提供する。
マスク氏は先月、総額440億ドルでのツイッター買収に合意。投資家から資金を調達したことによって、計画していた金融機関からの融資は125億ドルから62億5000万ドルに減額する。
午後の取引でテスラの株価は8%下落した。投資家はマスク氏がツイッターに関与することで、テスラの経営がおろそかになるのではないかと懸念した。
一方、ツイッター株は上げ幅を拡大し、約4%高の50.89ドルと、マスク氏が提示した1株54.20ドルの買収価格に近づいた。新たな資金調達によって買収完了の可能性が高まったとの見方を受けた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR