- 2022/05/10 掲載
供給網改善、インフレ鎮静化寄与は期待できず=ミネアポリス連銀総裁
同総裁はCNBCのインタビューで「インフレ率を目標の2%まで下げられると確信しているが、その負担がどの程度になるか、それに対し供給サイドからの寄与があるのか、まだ確信が持てない」と述べた。
ウクライナ戦争や中国のロックダウン(都市封鎖)など、全てが物価上昇圧力がかかる方向に向かっているとし、インフレが和らぐ兆候も見られるが、「ほんの少し」に過ぎないとした。
米国には、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)時に蓄積された2兆ドル以上の余剰貯蓄が残っていると推定されている。
これに関し同総裁は、ここに至るまでに、家計の余剰貯蓄が使い果たされたことを示す証拠がもっと多く出てくるとみていたが、期待通りではなかったと指摘。「経済が以前より高い圧力均衡に追い込まれた可能性がある。もしそうなら、インフレ率を下げるためにさらに多くの措置を取らなければならないだろう」と述べた。
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