- 2022/05/20 掲載
米中古住宅販売、4月は2.4%減 価格過去最高
地域別では北東部と中西部で増加、南部と西部で減少した。前年同月比では5.9%減。
4月に販売された中古住宅の大部分は、住宅ローン金利上昇前の1、2カ月前に成約したものだった。成約戸数は3月に5カ月連続で減少しているため、販売戸数は今後も減少する公算が大きい。
中古住宅価格(中央値)は前年同月比14.8%上昇の39万1200ドルと、再び過去最高を更新。販売は引き続き高価格帯に集中している。地域別では、他の地域から移り住む人が増えている南部で22%上昇した。
中古住宅の在庫は103万戸と、前年同月比10.4%減。
4月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は2.2カ月。前年同月は2.3カ月だった。健全な需給バランスは6─7カ月とされている。
初回購入者の割合は28%。現金のみによる販売の割合は26%。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、5月12日までの週の30年固定住宅ローン金利は平均は5.30%と、09年7月以来の高水準。米連邦準備理事会(FRB)の3月の利上げ開始を受け、30年固定住宅ローン金利は3月半ば以来、100ベーシスポイント(bp)を超えて上昇している。
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