- 2022/05/20 掲載
米スピリット航空、株主にジェットブルーのTOB拒否呼びかけ
ジェットブルーは1株30ドルでTOBを行う計画で、フロンティアの買収案より優れていると主張。スピリットは近く開く株主総会で、フロンティアによる1株約20.33ドルに相当する現金と株式交換による買収案について採決を実施する。
ジェットブルーが16日の開示資料でスピリット買収は何年も前から「戦略的」目標だったと説明したことについて、スピリットは疑念を表明したほか、反トラスト法(独占禁止法)の問題で買収は実現しない可能性があると指摘した。
ジェットブルーはスピリット株主に宛てた16日の書簡で、1株30ドルでの株式取得を提案した上で、合意に基づく33ドルでの買収を協議する用意があると表明。
スピリット株は19日の取引を1.7%安の19ドルで終了した。
同社は文書で、ジェットブルーはスピリットに照準を定めることで「自社事業の混乱から気をそらそうとしているようだ」と反発した。
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