- 2022/05/23 掲載
午前の日経平均は続伸、一時2万7000円回復 戻り鈍く
日経平均は252円39銭高の2万6991円42銭で寄り付いた後、間もなく心理的節目の2万7000円を回復した。その後は達成感から利益確定売りが先行し、前場引けにかけて上げ幅を縮小した。アジア株のさえない値動きや外為市場での円高基調が指数の重しとなったほか、週明けで様子見ムードも強かった。
今週は日米首脳会談が予定されているほか、25日にFOMC議事要旨(5月3・4日開催分)が公表される。市場では「重要イベントを控えているため、日経2万7000円から更に買い上がる雰囲気にはなりづらい。むしろ利食い売りに押されてしまう」(国内証券)との声が聞かれる。
日米首脳会談では、半導体の供給網(サプライチェーン)強化に関する合意が行われると、株式市場では好感されやすいという。
TOPIXは0.60%高の1888.67ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆3854億9900万円だった。東証33業種では、保険業、海運業、その他金融業、医薬品などの29業種が値上がり。鉱業、機械などの4業種は値下がりした。
個別では、ファナック、東京海上ホールディングス、エムスリーなどがしっかり。半面、東京エレクトロン、アドバンテスト、セブン&アイ・ホールディングスはさえなかった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1292銘柄(70%)に対し、値下がりが472銘柄(25%)、変わらずが73銘柄(3%)だった。
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