- 2022/06/16 掲載
ボーイング幹部、737MAX10の年内承認の見通し明言せず
英ロンドン郊外で7月に開催される恒例の航空見本市「ファンボロー国際航空ショー」を前に記者団への説明に応じた。ただ、米連邦航空局(FAA)との作業は順調に進んでいると強調した。
12月の期限を過ぎると、ボーイングには2020年導入の法律が適用されるようになり、操縦席に新たな警報システムを取り付ける義務が生じる。設計変更に加え、操縦士の訓練も別途必要になり、費用負担が増えるほか、受注動向もリスクにさらされることになる。
FAAは今年3月、ボーイングに年末までに型式証明は獲得できないかもしれないと警告していた。これと別に、事情に詳しい関係者はロイターに対し、安全性の証明がすべてを左右すると述べ、ボーイングが12月までに承認獲得が間に合うかは確実でないと語った。
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