- 2022/06/21 掲載
ジェットブルーが提案額上げ、米LCCスピリット買収合戦
スピリットは、ジェットブルーが4月に示した買収案を当初は拒否。反トラスト法(独占禁止法)当局の承認を得られる見込みが薄く、ジェットブルーがアメリカン航空とのアライアンス解消を拒んだことを理由に挙げていた。
ただ、ジェットブルーが反トラスト法上の問題で買収を実行できなかった場合の違約金を1億5000万ドル引き上げて3億5000万ドルにしたことを受けてスピリットは交渉に応じており、6月30日までに結論を出すとみられる。
ジェットブルーの提示額はフロンティアの親会社フロンティア・グループ・ホールディングスの現金と株式交換の組み合わせによる提示額(17日時点で1株19.99ドル)に68%上乗せした水準。
スピリットはコメントしていない。
ジェットブルーは買収前の資産査定とスピリット経営陣との協議を経て、スピリット取締役会の要請で新たな提案を行ったと説明した。
スピリットは合併合意を結んでいるフロンティアとも協議を継続している。
PR
PR
PR