- 2022/07/05 掲載
午後3時のドルは136円前半、株高で円じり安
米休場明けの東京市場では円安が進行。バイデン米大統領が対中関税の引き下げを今週発表する可能性があるとの報道などを背景に、アジア市場で各国株価と米株先物が上昇。リスクオンムードの高まりとともに、円が広範に下落した。
ドルは朝方の安値135.70円からじり高で、一時136.36円まで上昇。6月30日以来の高値を更新した。
値動きが大きくなったのは豪ドル。中国の財新が発表した6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が54.5と前月の41.4から急速に回復し、2021年7月以来の高水準となったことなどを受けて、93円前半から後半へ上昇した。
しかし午後に入り、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が市場予想通り0.5%の利上げを実施すると、一転して93円前半へ急反落した。
豪中銀は声明で、金融環境の正常化に向けて「一段の措置」を取るとの見通しを示したが、今後の利上げは「データとインフレ、労働市場の評価次第」と言及した。
豪銀大手ウエストパックは、声明は「利上げペースが米国に追いつくようなことを期待している向きに、新たな手がかりを提供するものではなかった」として、豪ドルは対米ドルで1日につけた2年ぶり安値の0.67ドル半ばを再び試す展開になる、と予想している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.23/25 1.0441/45 142.26/30
午前9時現在 135.85/87 1.0431/35 141.72/76
4日午後5時 135.44/46 1.0430/32 141.27/31
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