- 2022/08/05 掲載
午後3時のドルは小幅高133円前半、米指標前に持ち高調整
ドルは朝方の安値132円半ばを底に、午後にかけてじりじりと上昇。一時133.48円まで買われた。台湾株が2%を超える上げ幅となるなど、アジア株高を受けて円が弱含みとなったほか「前日海外で売られたドルに、持ち高調整的な買い戻しが入った」(外銀)という。
緊張が高まっている台湾情勢に大きな動きがなかったことも、円が弱含みとなった一因。訪日中のペロシ米下院議長は会見で、今回の歴訪は台湾や周辺地域の現状変更が目的ではないと述べた。
前日、中国軍は軍事演習で1996年の第3次台湾危機以来となるミサイル発射訓練を行い、外為市場ではリスク回避的に円が買われた。
もっとも、UBSウェルス・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィス(CIO)はリポートで、最近のドル安/円高は「米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが近く終了するとの思惑が高まり、激しい利益確定売りに押された」ためだと分析し、さらなる利益確定売りで130円台を割り込む可能性があるとしている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 133.27/29 1.0229/33 136.35/39
午前9時現在 132.60/62 1.0246/50 135.88/92
NY午後5時 132.85/88 1.0243/47 136.18/22
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