- 2022/08/10 掲載
午後3時のドルは小幅安の134円後半、中国指標下振れで豪ドル下落
きょうは持ち高調整の売買が中心で、方向感に乏しい展開。ドルは仲値にかけて135.30円まで小幅上昇した後、午後には134円後半へ反落するなど一進一退となった。アジア株は上下まちまち、アジア時間の米10年債利回りも小動きとあって、主要通貨は動意に乏しかった。
豪ドルは94円前半から93円後半へ小幅下落した。中国で発表された7月生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)がともに予想を下回った。市場では「8月以降は豚肉と野菜価格がともに下落し始めており、物価上昇ペースは少し緩やかになるかもしれない」(外銀)との指摘が出ていた。
英ポンドは162円後半で上値の重い展開。今冬に寒波とガス不足が重なった場合、英国が企業や家庭を対象とする計画停電を行う計画を策定している、とブルームバーグが9日に報じた。前日海外市場ではポンドが対ユーロなどで下落する場面があった。
ロイターがまとめたエコノミスト調査によると、7月の米CPIは前年同月比8.7%上昇、前月比0.2%上昇と、6月から鈍化する見通し。楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏は、市場ではCPIがピークアウトしたとの見方がコンセンサスとした上で、「予想より強い伸びとなった場合はサプライズと受け止められ、(ドルが)135.50円を超えるかどうか注目」と話す。
一方で、予想と一致もしくは下回る内容となった場合は、金利先高観が後退し「130円を試しに行く展開になるのではないか」という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 134.97/99 1.0210/14 137.86/90
午前9時現在 135.18/20 1.0206/10 138.02/06
NY午後5時 135.13/17 1.0211/15 138.02/06
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