- 2022/08/11 掲載
NY外為市場=ドル下落、米インフレ鎮静化で積極利上げ観測後退
ロイター

労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.5%上昇と、前月の9.1%から鈍化。市場予想は8.7%だった。
主要6通貨に対するドル指数は1.025%安の105.26。
ドルは対円で1.58%安の132.97円。一時は2.3%安と、2020年3月以来の大幅下落となった。
TDセキュリティーズのアナリストは「市場がフェデラル・ファンド(FF)金利のプライシングに満足しつつある中で、円の最悪の日々は終わったように見える」とし、「130─135円の幅広いレンジが新たな常態になる可能性がある」と述べた。
7月のCPIを受け、FRBは9月の会合で3回連続となる0.75%ポイントの利上げを決定するとの観測が後退し、利上げ幅は0.5%ポイントになるとの見方が台頭。LPLフィナンシャルのチーフ・グローバル・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「FRBがハト派化することはないとしても、それほどタカ派的ではなくなるという見方が市場で好感されている」と述べた。
ユーロは0.83%高の1.0297ドル。英ポンドは1.16%高の1.22145ドル。共に1日の上昇としては6月半ば以来の大きさとなる。
リスク動向を反映しやすい豪ドルは1.74%高の0.7083米ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.1%高の2万3651ドル。
ドル/円 NY終値 132.87/132.92
始値 134.96
高値 135.03
安値 132.04
ユーロ/ドル NY終値 1.0297/1.0301
始値 1.0240
高値 1.0368
安値 1.0235
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