• 2022/08/12 掲載

NY外為市場=ドル小幅安、米積極利上げ観測後退で

ロイター

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[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、ドルが小幅安。10日に発表された米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けた前日のドル売りの流れが継続した。

7月の米CPIが前年同月比8.5%上昇と、前月の9.1%から鈍化し、市場予想の8.7%を下回ったことを受け、9月の0.75%ポイント利上げ観測が後退した。

現時点で金利先物市場に織り込まれた9月の0.50%利上げ確率は58%、0.75%ポイントは42%となっている。

主要6通貨に対するドル指数は一時0.57%下落。終盤の取引で0.114%安の105.1。前日は1%下落していた。

UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「ピークに達し可能性はあるが、ドルが大幅に一段安となるという見方には慎重だ」と述べた。

ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が10日、FRBが「勝利宣言するには程遠い」とし、政策金利を現行の2.25%─2.5%からはるかに高い水準に引き上げる必要があると指摘したことで、ドルの下げは限定的となった可能性がある。

11日発表された7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%低下。前年同月比は9.8%上昇し、6月の11.3%上昇から伸びが鈍化した。

ユーロは0.23%高の1.0322ドル。

円は対ドルで0.06%安の132.95円。円は前日、1%超上昇していた。

英ポンドは0.18%安の1.2195ドル。

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