- 2022/08/27 掲載
一部のECB政策担当者、9月に0.75%利上げ検討を希望=関係筋
ECBは7月21日の理事会で主要政策金利を50bp引き上げた。インフレ見通しが悪化していることから、9月8日の理事会でも同様の引き上げが見込まれている。
大幅利上げを表立って主張する政策立案者はいないが、米連邦準備理事会(FRB)による75bp連続利上げとユーロ圏のインフレ見通しの悪化が、こうした議論の根拠を強めている。
匿名の関係筋の1人は「必ずしも75bp引き上げを支持するわけではないが、FRBがそうしたのだから、われわれが議論しない理由はない」と述べた。
ECBの広報担当者はコメントを避けた。
域内南部の国の反対が予想されるため75bpの利上げは考えにくいとみられるものの、今回の発言は50bp利上げの可能性を強め、議論にタカ派的勢いが出てきたことを示唆している。
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