- 2022/10/28 掲載
世界の金利派生商品、英EU離脱とLIBOR終焉で様変わり=BIS
LIBORから中銀のまとめる指標金利への取引移行に伴い、ドルの先渡し金利取引(FRA)取引高は98%減少した。
地域別では英国が最多の2兆6000億ドルで、ネットグロスベースでなお世界の46%を占めたが、19年の51%からは低下した。報告書は、ドルのスワップ取引の一部が英国から米国やアジアの金融センターに移ったと指摘。ユーロのスワップ取引も英国からユーロ圏にシフトしたとした。
今年4月の1日当たりのユーロでの取引は1兆8000億ドルで、世界シェアは19年の25%から34%に拡大。ただ、英国でのユーロ金利スワップ取引は1兆ドルで、この3年で18%減った半面、ドイツやフランスを中心とするユーロ圏では取引は3倍以上になった。
ユーロ圏でのFRAを除くユーロ建て取引は今年4月は世界の4分の1超に増え、10年以降で最大になった。
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