- 2022/11/01 掲載
財新の中国製造業PMI、10月は49.2 コロナ規制が生産・需要に打撃
[北京 1日 ロイター] - 財新/マークイットが1日発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と前月の48.1から上昇したが、景況改善・悪化の分岐点となる50を下回った。市場予想の49.0はかろうじて上回った。
新型コロナウイルス対策の規制が長引き、生産の混乱と需要の低迷を招いている。
中国国家統計局が前日発表した10月の製造業PMIも予想を下回り、50を割り込んでいた。
財新のPMIでは生産指数と新規受注指数が前月に続き50を下回った。新型コロナ感染者が再び増加し、厳しい規制が重しとなった。
規制の影響で輸送に遅れが生じ、サプライヤーの納期が長くなったという。
経済活動の鈍化が労働市場を圧迫しており、雇用は7カ月連続で減少した。
財新智庫のエコノミスト、王哲氏は「現在の国内外環境はなお複雑で厳しく、経済発展に影響を与える好ましくない要因が増えている」と指摘。「特に多くの地域でコロナ感染が拡大したことが需要と供給の両方を大きく抑制している」と述べた。
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