- 2022/11/01 掲載
午後3時のドルは148円前半へ反落、米金利低下と介入警戒で
ドルは午前の取引で148.82円と、前日海外でつけた1週間ぶり高値の148.84円へ向けて上昇。しかし、前日4.11%まで上昇した米10年債利回りが4.01%台まで低下すると、ドルも昼にかけて148円前半へ反落した。
りそな銀行総合資金部市場トレーディング室の田中春菜氏は、市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げが行われることを、既に織り込んでいると指摘。「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による今後の利上げペースについての発言待ちとなる中、行き過ぎた分は調整が入っているようだ」と話した。
目前に控えた149円台で前週、円買い介入と見られるまとまった売りが出たことも、ドル売りが強まった一因とする声もあった。鈴木俊一財務相はこの日の参院財政金融委員会で、為替相場について「過度な変動には、今後とも適切な対応をしっかりとる」と述べた。
財務省は31日、9月29日から10月27日の為替介入額が6兆3499億円だったと発表した。政府・日銀はこの2カ月間で、合計9兆1881億円の円買い介入を行ったことになる。
市場では「規模的にそれほど違和感はないが、どのタイミングで実施したのか、日々の介入額公表を待ちたい」(外銀)との声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.10/12 0.9923/27 146.98/02
午前9時現在 148.73/75 0.9884/88 147.03/07
NY午後5時 148.71/74 0.9883/87 146.97/01
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR